タフォニ石にペイントアートしてみたらこうなった
先日、海岸を歩いているとちょっと変わった石を見つけました。
それがこちら
恐竜の化石のよう。
調べるとこれはタフォニという穴があいた石らしい。
■ タフォニとは
石の表面に開口した丸、楕円形の穴のこと。
永い年月で石の表面から水分が蒸発すると、水に溶けていた石こうなどの塩類が結晶化することがあります。
その結晶化する過程でまわりに影響を与えた結果、穴が開いたりします。
このことを塩類風化といいます。
塩類風化現象は石だけではなく、海岸の岩盤や岸壁にも起こり、それによって形成された穴もタフォニとよばれます。
■ タフォニの石を探してみた
今回行った海岸はこちら
漂流物も沢山あって、楽しい。
いろいろな形や大きさの石があり、写真のような穴の開いた石と同じ種類の石があります。
表面は少しざらざらしてグレー色。
探してみると
少し窪んだいたり、おもしろい形の石も見つかりました。
これらを数個持って帰ります。
子供と一緒にこれらに色を塗って作品を作ってみようと思う。
■ 絵具で塗ってみる
持って帰ってきた石を水でよく洗い、乾かしてから作業に取りかかります。
はじめは筆を使って絵具を塗ってみました。
水が少ないせいか、筆のせいか、ムラができてしまってちゃんと塗れません。
そこで、指を使って絵具を塗ってみると全体にキレイに塗れました。
途中経過は写真が撮れなかったため完成作品を紹介します。
▲最初の写真の石。 こんな感じになりました。
いろいろ想像してしまいます。
▲きゅうり。下地に黄緑を塗ることで絶妙な色味に。
割りばしの先で付けた黒い点がポイントです。
▲なす。 重ね塗りしたことでツルッとした表面を再現。
▲形が落花生っぽかったので。
▲くぼみを目に利用して立体的な顔に。
ちなみにモデルはポケモン ミュー。
この石を見た瞬間に、これはミューにしようと決めていました。
似てる?
■ そもそも、海から石を持って帰ってきていいの?
詳しく調べている記事があったので、載せさせていただきました。
この記事によると、海や川から石などを持って帰ってくることは基本的には禁止されているが、子供がきれいな石を2、3個持って帰るくらいは問題にはならないだろう、という見解でした。
今回の行為は大丈夫そう。
あと、オカルト的ですが海の石には死者の霊や怨念がのりうつっているのもあって、そういう石を家に持って帰ると呪いが発動して奇妙な事がおこったり、体調を崩したりする。
という言い伝えが古からあるそうです。
ヤバイです!気を付けましょう。
なので、上手に出来た作品は置いておいて、残りの石は綺麗に洗って元の場所に戻しに行こうと思います。
今度また、いい形の石を見つけたらコレクションを増やしたいと思います。
それではまた。